キャッシングを利用していたら、住宅ローンが組めないって本当?

住宅ローンを組むと言う事は、巨額の借金をするのと同じ事です。融資をする側から見ると、金銭感覚がキチンとしているかどうかを、それは念入りに調べます。勤務先や勤務形態や勤務年数は勿論の事、健康状態も調べます。そして、個人信用情報機関との照合もシッカリ行います。

時々「キャッシング利用者は住宅ローンが組みずらい」等の噂も耳にしますが、これはどちらとも言えません。住宅ローン申請者の返済状態や借り入れ状況によるからです。

多くの方はキャッシングを利用中でも、住宅ローンは組めるでしょう。キャッシングが理由で住宅ローンの審査が通らなかったと言う方の多くは、『複数社からキャッシングをしていた』、『キャッシング総額が高額だった』、『過去に返済を延滞していたり、返済事故を起こした事がある』等のケースが殆どです。

『複数社からキャッシングをしていた』や『キャッシング総額が高額だった』と言う事は、多重債務に陥る可能性があると言う事を意味します。この上、住宅ローンを組んで返済が出来るのか?と不安視されて当然です。複数社からのキャッシングが有る場合、住宅ローンを申請した銀行と同系列の消費者金融会社以外は全て完済し、その後に住宅ローンの申請をすれば通過出来る可能性があります。借り入れ総額が高額になっている場合は、住宅ローンを考える前に、返済を先に行うべきです。最悪なのは『過去に返済を延滞していたり、返済事故を起こした事がある』と言うケース。これは住宅ローンの返済も同様の事故を起こす可能性があると判断されるのです。信用情報機関には延滞の履歴が最低でも5年間は残ります。この記録が消えるまで、どの金融機関に住宅ローンを申請しても、審査通過は絶望的と言えるでしょう。

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